漢字が書けない「90点」
学年末テスト前に国語の勉強を教えた親戚の中学生から、採点された答案用紙の画像がLINEで送られてきました。
「90点」
で、教師の「Very Good!」という言葉が添えられています。
たしかに90点はとても良い得点だとは思いますが、よく見てみると漢字の書きで4問、読みで1問も不正解になっています。
これを全部正解していたら95点です。
定期テストの漢字の問題というのは、出題範囲が指定されますので、「答えがあらかじめわかっている問題」ということになります。それを5問も落としているわけですから、もったいない話です。
私が採点者だったら、とても「Very Good!」などとは書けないでしょう。漢字の、特に「書き」については地道に練習しないとなかなか身につきません。90点を取っていても、努力を怠っていると一発でわかってしまう内容だからです。
たかが漢字というなかれで、放置していると国語はもちろん、他教科でも記述式の問題で、漢字の書き間違いで不正解になるリスクが増大する一方です。
というわけで、「90点」を単純に誉めてはあげられなかったりしますが、やる気を無くしても困るので、以上のことは本人には言わないでおくことにします。
漢字の大切さに自分で気づいてほしいところです。